今年初めにメガネにハマってしまって早くも2本目のメガネを購入してしまった。散財しまったけれども、魅力はぜひとも伝えたい。ということで、今回高級メガネブランド「Lunor(ルノア)」をレビューします。
そもそも高級メガネの魅力って何でしょうか。正直安いメガネも巷には並んでいる中で、こんな不景気の中、あえて高級メガネをセレクトするのはどんな意義があるんでしょうか。
腕時計と一緒ですよね。商店街にある安そうな時計を身につけて満足する人もいれば、金を貯めに貯めてロレックスを買う人もいる。Apple Watchのような最先端の技術が詰まった時計を身につける人もいる。別にどれもいいと思うんです。こだわりがあるかないか、あるとすればどんなこだわりがあるか、ただそれだけ。
高級メガネも一緒で、結局清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入してしまう。もちろんロレックスのように数百万を超えるような値段のメガネはない(多分)ので、高くても10万そこらだと思いますが、メガネにそこまで払うのか?という問いに対して、必ずYesもしくはNoという選択肢はなく、人それぞれ。
そして、自分はその問いに対してYesと回答する人間です。
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メガネのブランドはいろいろありますよね。ZoffやJINSのようなレンズ込み数千円で購入できるブランド・ショップもあれば、高級メガネのブランドは日本で言えばEYEVAN、金子眼鏡店、アメリカで言えばOliver Peoples、イギリスで言えばOliver Gold Smithが有名です。そして、ドイツのLunor(ルノア)。
ドイツのLunorと自分が出会ったのは、2014年のこと。渋谷区役所から歩いて数分のGLOBE SPECという高級メガネのセレクトショップがあるんです。そこではLunor以外にも海外のブランド中心に取り揃えてありましたが、いろいろ試着して1番しっくりくるのが、Lunorだったんです。
結局好きになって、初めて買ったのはセルフレームでボストンタイプでした。ヨーロッパでものづくりが盛んなドイツのメガネというのはブランドが大好きな自分には申し分ない、メガネ自体のデザインもさることながら、決めてはブランド力でした。
Lunorの歴史は、埼玉県の浦和と大宮に店舗を構えるPonMeganeさんが記載してくださっています。
要約すると、ドイツのデザイナー Gernot Lindner(ゲルノット リンドナー)氏がアンティークメガネの収集家であり、16世紀から20世紀に存在していたアンティーク眼鏡を現代の形にフィットするように製造してくれているのです。
実際にLunorのメガネをみると、時代遅れではなくアンティーク感、むしろ「時代にあった」アンティーク感を醸し出しています。
Lunorってホームページがないんです。あくまで取り扱っているセレクトショップが「うち取り扱ってますよー」という情報発信とかセレクトショップに行って現物見るくらいしかLunorの製品をお目見えできないんです。
しかもLunorの方針によって製品や価格は掲載しない、みたいなルールがあるので(と言っても製品を載せてくれているサイトはいくつかあります)、尚更どんな形なのか、がわかりづらいんです。
東京・恵比寿のセレクトショップであるContinuerのサイトには「※Lunor日本総代理店の意向により、正規取扱店ではWEBブランドページ及びSNSでのモデル紹介(サイズ・金額等)を控えております。弊社WEBサイトをご覧いただいているお客様には、大変ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。」との記載があり、クローズな販売戦略もブランド価値の向上につながっているんでしょう。
Lunorの取り扱い店舗一覧を取りまとめてくださっています。リンクはこちら。
Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズも好んでかけていました。
購入したモデルは、M5 Mod.02 col AS。金属のフレームで、Lunorの理念をそのまま反映したようなアンティーク風の1本。ASというのは「アンティークシルバー」の略で、光沢がなく時間が経過した落ち着きのある銀色が映えています。フレーム自体は耐久性があり、特に鼻かけの部分はチタンであり特に耐久性が高いのです。セルフレームよりも軽く付け心地も快適です。
耳掛けの部分まで金属であり、セルフレームではないため大事に使えば長く使えます。
そしてメガネケースは、木製。木製ですよ、木製。プラスチックではなく、あえてこのような形にすることで高級感を出していますよね。上記の画像の右側からメガネを入れて収納します。
Lunorと印字されたメガネケース。アンティーク感をここまで出していますね。
Lunor(ルノア)を身につける魅力って何でしょうか。
「高級メガネを身につける」のではなく、「Lunorを身につける」魅力は何でしょう。アンティークという言葉に尽きるのではないかと思います。高級メガネブランドと言ってもセルフレームが多く(Lunorにもセルフレームはあります)、セルフレームは歴史は浅く、やはりアンティークを遡ると必ず金属フレームに出会うはずです。そのアンティークに共感していることが自分の日々の自信につながる、そう思います。
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